俳優香川照之(51)が19日、都内で、この日発売のキリンビール新商品「キリン のどごし ZERO」新CM発表会に出席した。

 香川は同社のマーケティング部シニア エグゼクティブ マーケティング ディレクターとして新商品プレゼンテーションを約15分にわたって展開した。

 「みなさま本日はお忙しい中、足をお運びいただきまことにありがとうございます。キリンビールマーケティング部の香川でございます」のあいさつから始まり、「プレゼンテーションに熱が帯びた場合は最大延長8時間もありますので覚悟いただければ」と会場を笑わせた。

 商品コンセプト説明では「オフZERO系は味覚満足度が低いという声をいただいております」といい、「これまでお客様に満足いただける商品を提供できてこなかったことに深くおわび申し上げます。本当は土下座したいくらいです」と謝罪。その後テンションを上げ「そんな中、当社として100%、200%、いや500%の自信をもって世の中にお届けするのが『キリン のどごし ZERO』でございます。糖質ゼロ、プリン体ゼロでありながら、のどにグッとくるコクと爽快な切れを感じられるオフZERO系商品としてお届けします」とアピールした。

 途中ビール愛を熱く語りすぎてどこまで話したかを忘れる一幕もあったが、19年前中国に5カ月滞在して映画「鬼が来た!」を撮影した際「リャンダピージゥ」(冷たいビール)という言葉を最初に覚えたことを明かし、「ビールのおかげで撮影を乗り切れた」と話した。また、ドラマ「半沢直樹」での「ゼロは倍にしても、100倍にしても、答えはゼロです」のセリフは、当時数字に興味を持った息子の言葉がきっかけだったことを明かした。「現場で思わず言ってしまった単なるアドリブだったが5年たってもまだ言わせてもらっています」と話した。

 最後は「朝から恐縮ですが、乾杯でこの新CM発表会を締めさせていただきます。うまいZEROに乾杯」と言うと、新CM曲に採用されたクリスタルキング「大都会」をBGMに「キリン のどごし ZERO」の飲み「うまい!」と叫んだ。