俳優瀬戸康史(29)勝村政信(54)が出演する舞台「関数ドミノ」(本多劇場、15日まで)が4日、初日を迎えた。

 奇妙な交通事故をきっかけに起こる奇跡を検証していく物語。映画「散歩する侵略者」が公開されるなど映像化も相次いでいる劇団イキウメ主宰の前川知大による戯曲。演出は俳優としてだけでなく、舞台「草枕」「黒塚家の娘」などで丁寧な人物造形で精緻な演出力を見せる寺十吾が手掛けている。他に柄本時生、千葉雅子、小島藤子、鈴木裕樹、山田悠介、池岡亮介、八幡みゆきらが出演する。

 瀬戸は事故の目撃者、勝村は保険調査員を演じる。瀬戸は「お客様がこの作品をどう受け取ってくださるのか、とても楽しみです」。勝村は「世の中には、人間の理解、想像を超えた世界が存在します。不思議な世界をお楽しみください」とコメントしている。

 同舞台は本多劇場のほか、21~22日、福岡・北九州芸術劇場。24日、大分・ホルトホール大分。26日、福岡・久留米シティプラザ。11月5日、北海道・大空町教育文化会館、6日、北海道・北見芸術文化ホール。10~12日兵庫県立芸術文化センターで上演される。