演歌歌手川中美幸(61)の母、川中久子さん(享年92)の通夜が6日、東京・品川区の霊源寺で営まれた。「一卵性親子」と呼ばれるほど仲が良いことで有名だった。川中は「働き者で、自分のことよりも他人のことを考える慈愛に満ちた人でした」と涙を流しながらしのんだ。

 祭壇は星をイメージして花で飾った。「自分が死んだら、一番輝いている星がお母ちゃんだよと言っていたから…」。遺体には気に入っていた着物を着せ、ひつぎにはCDや大好きなお好み焼き、焼きそばを入れた。「最高の人生をありがとう。お母ちゃん!」。五木ひろし、山本譲二、天童よしみ、長山洋子ら多くの歌手仲間が参列。葬儀は7日正午から同所で行われる。