ロックバンドTHE YELLOW MONKEYのボーカル吉井和哉(51)らメンバー4人が、25日、東京国際映画祭で公式上映されたドキュメンタリー映画「オトトキ」(松永大司監督、11月11日公開)の舞台あいさつを行った。

 01年に活動を休止していた同グループが昨年5月に再集結してからの1年の活動を追った作品。吉井は「再結成して良かったな」としみじみと語った。

 作品を見たファンには「皆さん泣きました? 泣くよね。僕、3回泣きそうになった」。のどの不調を訴えた公演の映像もあったが「俺の演技。声が出ない…」と冗談めかした。他のメンバーから「主演男優賞」とほめられたが、本当にのどが不調だったといい、「あの時はメンバーの優しさが身に染みた」と感謝していた。

 最後は「平均年齢50歳のロックを仕事にしている男たちの葛藤をかいま見ることができる。キーワードは家族」とPRした。