国民的存在となったアイドルグループ嵐が、5月31日をもって活動を終了した。同日に東京ドームで、ラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026 『We are ARASHI』」最終公演を迎え、26年半のグループ活動に区切りを付けた。直近の担当記者3人が見た「嵐」を順次、掲載する。

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相葉へのインタビュー時、櫻井とカラオケに行った話を聞いた。「歌うのはたいがい嵐。こいつら本当に自分たち好きだよなーって、店員さんがビックリするんだよね(笑い)」。心から嵐が大好きだった。

グループのすべてを見せる公演を何より大事にしていた。「正直、ドラマやバラエティーだと、やりたくないことも出てくるけど、ライブは100%ハンドメイドだから」。二宮の言葉は5人の共通認識だった。

大きな叫び声がロビーに響いた。08年上海公演開演直前。「I have to go(行かなきゃ)!」。衣装を着た櫻井が会場入り口で警備員に止められていた。見たことない必死の形相。公演成功への強い思いを目の当たりにした。

松本がプロデュースした国立競技場公演。空中移動の距離などを書いた際、松本が関係者に「何で詳細が出ているんですか」と怒ったと聞いた。「まだ見ていない人もいたので…。すみません」。取材側の仕事も理解した上で、真摯(しんし)な思いを口にした。

大野は趣味の釣りで焼けて黒くなり、よくスタッフに怒られた。自然体だったが、プロ意識は高かった。櫻井の証言が忘れられない。「家のガレージで踊りの練習をしていると。レコーディングというと、ちっちゃく折りたたんだ歌詞カードがくしゃくしゃになるまで読み込んでいて…」。

歌唱力、ダンスとも実力は折り紙付き。4人の大野への尊敬と理解もあったからこそ。自然とリーダーを中心にまとまり、バランスが抜群にいいグループに成長したと感じている。【08~15年担当・近藤由美子】