東京国際映画祭が25日、六本木ヒルズで開幕し、Japan Now部門の女優特集「銀幕のミューズたち」で特集される安藤サクラ(31)、蒼井優(32)、満島ひかり(31)、宮崎あおい(31)の同世代4女優がそろい踏みした。

 6月に第1子を誕生後、初の公の場への登場となった安藤は「(4人は)絶対、今までそろうことがなかったし、これからも、なかなかない機会。(特集上映は)あまりにテーマが大きく、バカになって楽しませていただいています」と笑った。

 着物姿の蒼井は「私は勝手に20代後半、30代に入ってから同世代の役者さんがいると、こんなに心強いのかと思っている。地道に1本、1本頑張っていたら、こういうところで再会できるんだな。機会があれば、この4人で映画を作る監督さん、いないかなと思う」と、この4人での映画出演を熱望した。その上で「映画しか楽しみがなかった10代を経て…映画によって誰かとつながることが出来たり、同じ空間で知らない人と見る時間って、すごい好き」と映画への愛を吐露した。

 真っ赤なドレス姿の満島は「私も、ここにいるみんな、それぞれのお芝居が大好き。その場の空気を自分の力に変えて最小限に表現する、すてきな俳優さん。映画に救われることが多いので、大好きな世界に愛を感じられることがうれしく思う」と笑みを浮かべた。

 宮崎は「活気があって、このお祭りに参加できていることを改めて幸せに思うし、4人で(壇上に)立てていることがうれしい。お祭りで、映画が身近なものになってくれれば」と、東京国際映画祭をアピールした。【村上幸将】