映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」(11月3日公開)日本語吹き替え版の完成披露試写会が26日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、女優天海祐希(50)浅野忠信(43)らが登壇した。天海は死の女神ヘラの吹き替えを担当。浅野はホーガンを演じた。

 天海は女性悪役という役柄を意識してか、深いスリットの入った黒のロングドレス姿で登壇した。かつてドラマ「女王の教室」で演じた冷徹な教師をほうふつとさせるような、相手を見下すせりふのオンパレードだったという。「あんなせりふ、なかなか言えないので、楽しませていただきました。楽しい、スカッとする映画でした」とうれしそうに振り返った。

 9、10日に米ロサンゼルスで行われた同作のワールドプレミアでは、ヘラを演じたケイト・ブランシェットと初対面した。「目がブルーで吸い込まれそう。あまりにきれいで…」。自分が日本語版の声優を務めたことを明かすと、「『あなたが私の声をやってくれたのねと。東京に行ったら、ホテルであなたの吹き替えバージョンを見るわね』と言ってくれたんです」と、まるでファンのように喜んでいた。

 イベントには、応援ゲストとして格闘家の武尊(たける=26)、大相撲元大関の把瑠都(32)も登壇した。武尊は主人公ソー、バルトはハルクのコスプレで登場。シリーズ3作すべてに出演している浅野は、2人のふん装ぶりに感激し、「撮影現場へ一緒に行きたい。『お前たちより強いやつを連れてきた。リアルファイターだぞ』って言ってやりたい」とはしゃいでいた。