漫才コンビの中田カウス・ボタンが30日、都内で結成50周年記念イベント「漫才のDENDO全国ツアーin東京」に出席した。

 カウスは結成50年について「50年やろうと思ったわけでなく、毎回毎回を大切にこなしてきたら50年たっていた」といい、「僕らができることは、経験の中から若手の悩みを聞き、答えていくこと。表も裏も見てきたので、心からアドバイスできる」と話した。

 50年間でコンビ解散の危機もなかった。「けんかはしない」といい、「けんかからは何も生まれない。議論は重ねてきた」とほほ笑んだ。

 博多華丸・大吉、NON STYLE、トレンディエンジェル、和牛、スーパーマラドーナ、ミキも出席した。

 コンビ解散の危機の話では、接触事故で謹慎したNON STYLEに対して「相方に対してぶつかったわけでなく、車にぶつかっただけやからな」とネタとして笑いに変えた。

 「ここまでこれたのもよしもとのおかげ。よしもと105年の歴史の中で、最高傑作は漫才」と明言し、「若手からベテランまで出られる劇場をもっているのはやはり大きい。東京にグランド花月が出来るまでがんばる」と話した。

 2人にとって漫才とはと聞かれ、カウスは「天職であり人生」、ボタンは「感謝です」と答えた。