女優芳根京子(20)が来年1月期のフジテレビ系月9ドラマ「海月姫」(月曜午後9時)に主演することが6日、分かった。連ドラ主演は、昨年度後期のNHKテレビ小説「べっぴんさん」以来。原作は累計420万部超の東村アキコ氏の人気漫画。10年には同局でアニメ化され、14年には能年玲奈主演で映画化もされている。

 芳根が演じるのは、幼い頃に亡き母親に連れて行かれた水族館で、海月(クラゲ)に魅了されてしまった“クラゲオタク女子”の倉下月海(つきみ)。ド近眼で分厚いメガネを掛けた20歳の月海は、イラストレーターを夢見て鹿児島から上京。だが、自らを“尼~ず(あま~ず)”と呼ぶ、オタク女子たちと一緒に外部との接触を避け、自分たちの世界だけに浸っていた。

 「おしゃれ人間は天敵」「人生に男は必要としない」という尼~ずの青春を満喫する月海の前に、ある兄弟が現れる。弟はすごい美女に見える女装男子で、実はイケメンプレーボーイ。兄は大物国会議員の父の秘書で女性経験ゼロの童貞エリートだ。この2人と恋に目覚めた月海の三角関係を描くシンデレラ・ラブコメディー。

 月9初主演に芳根は「本当に私がと、びっくりしました。プレッシャーと責任をすごく感じています」。さらに「月海ちゃんのクラゲ愛に共感します。目いっぱい楽しんでクラゲ色に染まって、自分なりの倉下月海を演じきりたい」と話している。

 ◆芳根京子(よしね・きょうこ)1997年(平9)2月28日、東京生まれ。13年フジテレビ系「ラスト・シンデレラ」で女優デビュー。14年映画「物置のピアノ」で初主演。15年TBS系連続ドラマ「表参道高校合唱部!」でドラマ初主演。16年度後期のNHKテレビ小説「べっぴんさん」でヒロイン。特技はピアノとフルート。159センチ。血液型A。