NHKエンタープライズ定例社長会見が29日、都内で行われ、板野裕爾社長が、来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の放送回数が減ると明かした。板野氏はNHKと自社の「働き方改革」に言及する中、「来年の大河ドラマも本来の作品数より少なくし、その分、スペシャル番組が入ると聞いている」と語った。同作は当初、全50話と発表されていた。

 都内のNHKで行われた19年の大河「いだてん」の出演者発表会見でも同作が全47話で「西郷どん」も47話と紹介された。通常は全50話の大河ドラマが、来年から3話減る。3話分は作品関連の特別番組が放送されると思われる。NHKは記者の過労死などをきっかけに、長時間労働などを見直す働き方改革に取り組んでいる。