モーニング娘。'17の工藤遥(18)が11日、東京・日本武道館で行われた全国ツアーの千秋楽公演に出演し、グループから卒業した。

 冒頭、「ついにこの日が来てしまいましたけども、14人(体制)のモーニング娘’17と、アイドル工藤遥の姿を、一瞬たりとも見逃してはいけませんよ。まばたきせずに見てください!」とアピールした。1万2000人から大歓声を浴びた。途中、ゲストで登場したハロー!プロジェクト全体のリーダーを務めるアンジュルムの和田彩花(23)から花束を受け取る一幕も会った。

 11年9月、モー娘に10期生として加入。ショートカットのボーイッシュなルックスと、表現力豊かなパフォーマンスで人気を得た。卒業後は女優の道に進む。アンコールは「遥」コールで包まれ、客席は工藤のメンバーカラーであるオレンジのペンライトで染まった。アンコール開け、工藤は「皆さんに、あの子はアイドル時代もすごく良かったんだよって自慢してもらえるような女優になれるように頑張ります。私の夢は、主演作品の主題歌をモーニング娘に歌ってもらうことです!」と宣言し、会場を沸かせた。

 同期の石田亜佑美(20)は、「辞めないで~。ずっと側にいたいの…」と大泣きした。「辞めてほしくないんだけど、どぅー(工藤)が夢に向かって進むから…。女優として、今以上にキラキラしてくんないと、やだかんね!」と激励。「私も、どぅーがすごく大好きだって言ってくれたこの空間を、守っていくからね!」と約束していた。

 この日のライブでは工藤のデビュー曲「ピョコピョコウルトラ」やセンター曲「若いんだし!」などを披露。6年3カ月、2266日間のアイドル生活を締めくくった。1万2000人から大歓声を浴びた。