「ザ・フォーク・クルセダーズ」のメンバーで、今月2日にパーキンソン病のため亡くなったはしだのりひこさん(享年72)の最後のステージが来年1月7日正午から、KBS京都ラジオで再放送されることが13日、決まった。

 はしださんは、約20年前からパーキンソン病を患い、9年前に夫人を亡くした頃から症状が悪化。表舞台からは遠ざかっていたが、今年4月23日に地元の京都市内で開かれた「京都フォーク・デイズ・ライブ」へ、盟友きたやまおさむ(71)からのオファーを受けて、車椅子姿で出演していた。

 しかし、ライブ出演後の今年5月、はしださんは、急性骨髄性白血病と診断され、抗がん剤治療を受けて白血病の状態は落ち着いたものの、パーキンソン病が悪化し、今月2日に京都市内の病院で亡くなった。

 4月のライブの模様は4月30日にKBS京都ラジオで放送されており、番組は「第13回日本放送文化大賞」で近畿地区最優秀作品に選出された。

 同局によると、選出を記念して再放送を検討していたところ、はしださんが亡くなったことから「ライブ出演者による追悼コメントを盛り込んだ特別編集版にして放送する」として、今回の再放送を決めた。

 追悼コメントは、きたやまや杉田二郎(71)らを予定しているという。