女優の奥山佳恵(43)が、ダウン症であることを公表している次男の就学について「通常の学級に行こうと思っています」との考えを示した。

 15日放送の日本テレビ系「news every.」では、次男の美良生(みらい)くんの就学先に悩む奥山とその家族に密着。奥山は「同世代の友だちが1人でも多い方がライちゃんの財産になるだろうなと思ってる」と、次男を特別支援学級などではなく通常の学級へ通わせたいという考えを語ったが、夫でヘアメークアップアーティストの稲葉功二郎氏は、通常の学級へ通わせることへの不安から「美良生くんの個性を育むような教育をしていった方がいいんじゃないか。美良生くんに必要なのはそこじゃないんじゃないか」と語っていた。

 その後、奥山夫妻は、幼い頃から全身の筋力が低下する脊髄性筋萎縮症という障害を抱えながら小学校から大学まで車椅子で通常の学級に通ったという友人女性の経験談や意見を聞き、稲葉氏は「みんなの力を借りて生きていくっていうことを学校で学ぶっていうことの大切さを教えてもらった」と考えを改め、奥山は「『自立』に対する考え方が変わった。人に依存するということも自立と言えるんだなと。いろんな人と関係を作って社会性を身につけて欲しいなという思いから今は通常の学級に通ってもらおうと考えています」と語っていた。

 そして22日、奥山はブログを更新し、「ライちゃんは通常の学級に行こうと思っています」と改めてつづった。「ものすっごく悩みました。相談しました。考えました! 正解なんてたぶん、ない。特別支援学校、特別支援学級、通常の学級、みんなそれぞれにいいところがある。そこに私は優劣はないと思う」と迷いながらも、「人のチカラをお借りして、人に頼って、『依存先』『お願いする先』をたくさん持つというのも自立といえる。そう考えたら、美良生にたくさんの、いろんな人と関わって社会性を身につけてほしいなと思ったの」と、通常の学級に決めた理由をつづった。

 「ライちゃんにとって『通常の学級』へいくことはチャレンジです。みんなに助けてもらうと思う。でもそれも、ミライの『自立』!!」と奥山。「イケイケどんどん!そして様子を見続けて シンドそうなら、合わないようなら 変えることだってできるから! やらないで後悔するよりひとまずやってみまーす!案ずるよりも産んでみまーす!」と前向きな思いをつづった。