作品賞を受賞した「あゝ、荒野」の岸善幸監督(53)は、ブルーリボン賞を選考する在京スポーツ7紙で構成する、東京映画記者会から20年前に報道でたたかれたことがあると明かした。

 岸監督は、江頭2:50(52)が1997年(平9)にトルコで行われたオイルレスリング交流試合に前座として乱入し、ふんどしを脱いで全裸パフォーマンスをして現地の警察に逮捕された騒動を起こした、テレビ東京系の番組「ザ・道場破り!」の番組プロデューサーだったという。その件はスポーツ各紙をはじめ、各メディアから非難を浴びた。

 岸監督は「江頭2:50の番組のプロデューサーは私。スポーツ7紙の方に、たたかれ、人も離れていった。20年がたち、褒められると思っていなかった」と言い、苦笑いした。

 喜びを伝えたい人は? と聞かれると、岸監督は「江頭2:50」と即答した。