ノルディックスキー・ジャンプで銅メダルを獲得した高梨沙羅(21)を見ると、パフォーマンスはもちろんだが、どうしても、メークにも目がいってしまう。

 恥ずかしながら、ものまねメークで知られるタレントざわちんのブログを見て、メークの手本にしていることを初めて知った。スポーツに関心がない私の女友達も、高梨のメークについては関心を寄せ、よく話題にしている。「いつもメークに手を抜かず、以前よりかわいくキレイになった」などと、つい辛口になりがちなアラフォー女性からの評判もとてもいい。

 高梨は16年8月から、資生堂の日焼け止めブランド「アネッサ」とスポンサー契約を締結。銅メダル獲得を受けて、資生堂担当者に話を聞く機会があった。

 高梨があまりにメーク上手なだけに、五輪を含めた各試合に同社スタッフが同行して、実は高梨にメークを施すこともあるのでは、と勘ぐった(本当にすみません)。個人的に最も関心が高かったこの疑問について、同社は「競技に集中していただくべく、それはありません」とやんわり否定。高梨にメーク術を伝授しているかどうかについては「要請があれば、アドバイスさせていただいています」とした。実際、同社が高梨からの“要請”を受けて、メークのアドバイスをしたことがあったという。

 担当記者に聞くと、高梨は以前から化粧に興味があり、いつも早起きして、自分でメークしているという。メークのプロに助言を求めた上で、研究を重ね、メークテクニックを上達させる。普段の練習熱心さと重なるメークに対する研究熱心さが、高梨のメーク上手な理由とみた。