元乃木坂46の深川麻衣(26)が17日、都内で初主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」(今泉力哉監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 出演者やスタッフを代表して、今泉監督からの手紙を司会が代読すると、感情をこらえ切れず、涙を流した。「びっくりしました。本当に…」と言葉を詰まらせ、「初めての映画で、自分がこの作品を壊してしまったらどうしようという怖さがあったので。今泉さんを始め、本当に皆さんに支えていただいたので、私こそ、この作品に参加させていただけて、すごい幸せな気持ちでいっぱいです」と涙を拭いながら話した。

 共演の山下健二郎(32)や今泉監督も登壇した。今泉監督は「怖いという言葉が出ましたけど」と切り出し、「自分も怖かったし、多分それはすごい誠実で、いいことだと思う。このチームはすごくいいチームで幸せな組でした。いろんな組を経験してきたけど、またご一緒したいです」。

 深川は「今までの人生でいくつかのターニングポイントがありましたが、この作品も何年かたった後に、きっとターニングポイントだと思える作品になると思います」と胸を張った。

 今泉監督は「映画はお客さんに見てもらって感想が届いた時にやっと完成したと思っています。いろんな感想を楽しみにしています」といい、「見る人によって解釈が違うので、そういう部分も楽しんでいただければ監督冥利(みょうり)に尽きます」と話した。