HIV感染を告白した米俳優チャーリー・シーン(52)が、かつて乱交パーティーの会場となっていたとされるビバリーヒルズの自宅を999万9999ドル(約11億円)で売りに出したと米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

 8932平方フィートの豪邸は、地中海スタイルの美しい構造で、7つの寝室と7つのバスルーム、広い庭にプールやシアター、ジムもあると言う。シーンは2006年にこの自宅を720万ドルで購入したが、近年は度重なる私生活のトラブルで仕事を干されて収入が激減。さらに肉体関係を持ったとされる女性たちに多額の示談金を支払ったこと、元妻との間の子供への養育費の支払いなどで経済的な困難に陥っているとされる。こうした事情から自宅を手放すことにしたとみられる。報道によると、すでに所有していた他の不動産2軒も売却済みで、破産寸前とも言われている。

 「プラトーン」(1986年)や「ウォール街」(87年)などのヒット作でスターとなったシーンだが、私生活では薬物やアルコール依存や暴行事件などトラブルが多く、2015年には自らHIV感染していることをテレビで公表。最近も80年代に13歳のアイドル俳優に性的暴行をした疑惑が持たれるなど、ダークな話題ばかりが目立っている。

 過去には「5000人の女性と関係を持った」と語ったこともあるシーンは、自宅にポルノ女優らを集めて連日乱交パーティーを行っていた時期もあると伝えられたこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子)