テレビ朝日系連続ドラマ「BG~身辺警護人~」(木曜午後9時)の1日第7話の平均視聴率が15・8%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 第1話は15・7%、第2話は15・1%、第3話は13・4%、第4話は13・6%、第5話は14・0%、第6話は14・8%で、これまでの最高記録を更新した。

 木村拓哉(45)主演でボディーガード役に初挑戦。丸腰で危険に立ち向かう民間警備会社の敏腕ボディーガードを演じる。緊迫感あふれる作品の中で新境地に挑む。

 主人公、島崎章は中学生の息子と2人暮らし。かつて敏腕ボディーガードだったが、過去のある出来事をきっかけに工事現場の警備員になっていた。ところが勤務する民間警備会社が身辺警護課を新設するにあたって復帰を決意し、過去を隠して“新人”として着任する。当初は周囲から頼りないと思われていたが、卓越したスキルで警備対象者の身を守っていく。収録に向け、警備会社によるボディーガードの研修も受けた。

 1日のあらすじは、6年前に別れた妻、仁美(山口智子)から依頼された章(木村拓哉)。元妻を警護するということにためらいと気まずさを感じ、いったんは村田(上川隆也)とまゆ(菜々緒)にBGを任せるものの、高梨(斎藤工)からたきつけられ、自らが引き受けることを決意する。誰かに狙われていると話す仁美に対し、あくまで“ボディーガード”として接する章。そんな中、仁美を付け狙っていた人物の正体が判明する。

 木村は前話に引き続き、96年に大ヒットしたフジテレビ系連続ドラマ「ロングバケーション」以来22年ぶりに山口智子(53)とドラマ共演。木村演じる民間警備会社ボディーガードの元妻を山口が演じ、元夫に自分の警護を依頼した。

 2人は2月12日、テレビ朝日で行った山口の衣装合わせで再会した。大きく手を広げた山口を木村が力強くハグして抱き上げた。山口は「『ロンバケ』のラストと同じような状況で一瞬で時計が巻き戻ったような感覚。22年じゃなくて22秒くらいしかたってないんじゃないかな」とコメントしていた。

 ドラマでは、2人が夫婦だった過去のシーンも描かれ、夫婦の愛情あふれる会話が登場した。ツイッター上には、「ロングバケーション」で木村が演じたピアニストの瀬名秀俊と、山口が演じた元モデルでカメラマンアシスタントの葉山南の恋愛模様をほうふつとさせるという声、「ガチロンバケ」などのコメントが相次いだ。