女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の7日放送の第130話が20・7%(とも関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、風太(浜田岳)率いる慰問団「わろてんか隊」が上海に到着。てん(葵わかな)らは安心するとともに、気を引き締める。一方、川崎に住んでいる隼也(成田凌)と家族のもとへ、てんらから「おしめ」が届き、隼也達は心遣いに感謝する。上海では、風太がリリコ(広瀬アリス)の訪問で四郎(松尾諭)の楽団が解散していたことを知り、ミスリリコ・アンドシローを復活させ慰問団に加える。世話役の阿久津少佐(八十田勇一)から派手な衣装で芸を披露することを禁じられつつも兵隊たちを楽しませる芸人らだが、少佐からリリコの髪飾りについて苦情を受け困惑する。そしてリリコは、ある兵士から手紙を託される、という内容だった。