女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の8日放送の第131話が18・4%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、リリコ(広瀬アリス)と四郎(松尾諭)は、兵隊に喜んでもらうために高座で、台本を変更して恋文あての手紙に関する漫才を行ったが阿久津少佐(八十田勇一)から故郷を思い出させる内容だということで中止を言い渡された。また風太(浜田岳)からも叱られた。しかし風太は兵隊から預かった故郷あての手紙を見て家族の事を思い出し、リリコらに漫才ネタを好きにするように伝える。一方、日本では伊能(高橋一生)が、てん(葵わかな)の家を訪ね、普通の映画を作りたいと弱気な心の内をてんに漏らす、という内容だった。