女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の12日放送の第134話が20・1%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、てん(葵わかな)は、慰問団の貢献が国から認められ勲章を授与されることになった。北村笑店の従業員らは大喜びし、てんの代わりに風太(浜田岳)を胴上げする。新聞には「女太閤」と書かれ、隼也(成田凌)もその記事を目にした。一方、伊能(高橋一生)の会社では映画が次々と検閲に引っかかり、内務省で反論するもキース(大野拓朗)主演の作品は大幅な修正を余儀なくされたため、伊能は上映中止とする。そんななか、伊能商会専務の山下(玉置孝匡)に新世紀キネマの工藤という人物が近づいてくる。そして工藤は、てんの元に業務提携の話を持ちかけてくる。断ったてんが伊能に電話すると、専務の山下から会社を辞めたと告げられ驚く、という内容だった。