女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の27日放送の第147話が20・8%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、大阪の大空襲から1週間経っても風太(浜田岳)の消息は不明のままだった。トキ(徳永えり)は、風太を心配し大阪へ戻りたいとてん(葵わかな)に話すが引き留められる。一方、てんたちの笑い声が気にくわない治平(西川きよし)は「わろたらアカン」と怒り出す。治平は孫が戦争に行ってから笑わなくなっていた。てんは自分の息子も戦争に行っていると話し、治平の心をほぐす。そんななか、てんたちの疎開先に風太がぼろぼろの姿でやってくる。風太は風鳥亭を守れなかったことを詫びるが、てんは無事なだけでいいと話す、という内容だった。