長年にわたり、そううつ病と抑うつを繰り返す双極性2型障害を患っていると告白した米歌手マライア・キャリー(48)だが、病気に関する新たな詳細が浮上した。

 米情報サイトRadarOnlineの報道によると、マライアはかつて、マイケル・ジャクソンさん、ホイットニー・ヒューストンさん、プリンスさんらすでに死去している大物歌手らが自分の家に夕食を食べに来ると思い込み、そのことが原因で精神科病院に入院しかけたという。

 マライアと決裂した長年のマネジャー、ステラ・ブロクニコフがマライアのセクハラ、薬物依存などと共に告発しているもので、マライアとの法廷争いの一部にもなりかねないと報じられている。一方、マライアの広報はブロクニコフの告発を否定。「根拠のない主張が裁判所に提出されれば、我々も徹底的に弁護してみせます」とコメントしている。

 ブロクニコフによると、マライアの乳母が20016年、元夫ニック・キャノンに電話し、「マライアが”王室から贈られた”と主張するドレスと王冠を身につけ、すでに死去しているマイケルやホイットニーらとの夕食パーティーのため、子供たちにしたくをさせるよう頼んだ」と警告。

 これが発端となり、マライアは数分後、関係者チームによって精神科病院に送り込まれ、その後、双極性障害と診断されたという。マライアはつい最近、双極性障害について否定していたが、最近になってようやく受け入れられるようになったと告白したばかりだ。(ニューヨーク=鹿目直子)