元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)が、辞任に追い込まれた財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題をめぐり“ハニートラップ”説やマスコミ業界の性差別問題が持ち上がっていることを受け、自身の経験を明かした。

 東国原氏は25日放送のTBS系「ゴゴスマ」に出演。過去に自身が週刊誌の記者にハニートラップを仕掛けられたという経験を振り返るとともに、「やはり女性記者というのは来ます。各社、女性の記者が多かった。それも若手、キレイ、セクシー。僕びっくりしたくらい。こういう方が記者としているんだって思ったくらい有名3大新聞社にいましたから」と、知事や議員時代に取材に来ていたという女性記者の特徴や印象を語った。

 女性記者の取材に「こっちは読めるんですよ、ああ、そういうことで送り込まれて来てるんだって」と警戒していたという東国原氏。「福田事務次官側もわかるはず。若い女性が来たっていうことは何かあるだろうなと思わないのはバカ」とセクハラ発言をしたとされる福田氏をバッサリと切り捨て、「僕は余計、心を閉ざします。くだけた話なんて一切しない、女性記者と」と語った。

 「(記者は)24時間ついてくる。どこに移動してもずっとついてくるんですよ。ストーカーで訴えようかと思った」と執拗な取材に悩まされたという東国原氏だが、「それくらい、スクープを取るために必死なんですよ」と理解を示し、「若い女性記者が来て鼻の下伸ばすなんて事務次官として失格ですよ」とあらためて福田氏を批判した。