東山紀之(51)が29日、MCを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜午前5時50分)に出演し、強制わいせつ容疑で書類送検された所属事務所の後輩、TOKIO山口達也(46)について「周りにいた僕らにも責任がある」と兄貴分の立場から自責の念を述べた。

 複雑な表情を浮かべた東山は、山口が起こした不祥事について悔しさをにじませた。「被害に遭われた方、ご家族の怒りは、子供をもつ親として理解できます。その子たちに与えてしまった心理的、肉体的なつらさはわかりますので、ここでおわびさせていただきたいと思います」と軽く一礼。その後は約5分間にわたり、山口への思いを語った。

 事務所の先輩後輩として30年以上の付き合いがあり、山口のことは「おとこ気の強い、非常にいい男」と思っていたという。「まさか山口が、という感じ」と不祥事を知った際の驚きを口にし、「今回のことがうそであればいいのに、と思いました」と苦しい胸の内を吐露した。

 16年に山口が離婚し、私生活でも悩みを抱えていたことをふまえ、動機については「寂しい、というのが強かったのかなと思います」と推察した。「子供たちに会えない寂しさも分かっていた」とも推察した。その上で「周りにいた僕らにも責任があると思います。寂しさに気づいてあげられなかったのは残念」とも話した。

 また、不祥事を起こした際に過剰な飲酒があったことについて「何回かお酒のことで注意した記憶はあります。どちらかというと、のまれてしまうタイプ」と指摘。一方で「いくらお酒が入っていたとはいえ、その状況を作ったのは彼」と、女子高生を自宅に招いた行為を厳しく批判した。

 兄貴分の存在だけに責任を痛感している。「ファンの方もお世話になった方もたくさんいる。突き放すというより、彼がここからどう人生を学んでいくのか見ていきたい」と、今後も山口を見守っていく意向を示した。