女性演歌グループ「水雲(みずも)」が14日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れ、13日発売のセカンドシングル「みれん節」をPRした。

 武蔵野音大声楽科卒のリーダーNAO(高音担当)、NHK歌番組でチャンピオンになった経験を持つAKANE(主旋律を担当)、米国出身で日本の声優学校にも通っていたNEKO(低音担当)の異色3人組。

 AKANEは「別れた男性の影を追って各地に赴く女性の心情を描いた曲。すごくパワフルです」と説明。コーラスアレンジも初めて手がけたNAOは「『内山田洋とクール・ファイブ』の特徴的な『ワワワワー』というコーラスも入っています」と聞きどころをアピールした。

 NEKOは、演歌を歌う日米混合グループという特徴について「自分たちは唯一無二の存在だと思う。私たちにしかできないことをやっていきたい」と力を込めた。そして「演歌を好きな人にも聴いて欲しいし、あまり演歌を知らない人でも、『水雲』をきっかけに聴くようになって欲しい」と熱望した。

 新曲キャンペーンは12日の大阪からスタート。CD発売前なのに大勢のファンが集まったという。NAOは「すごく反応が良かった。15日から始まる東京でのキャンペーンも楽しみです」と声を弾ませた。

 CDには、NAOとNEKOの高低音コーラスが入っている「みれん節」カラオケ曲も収録。AKANEが担当する主旋律を歌唱すれば、3声のハーモニーを味わうことができる仕掛けになっている。