上方の若手落語家が話芸を競う「若手噺家グランプリ」の決勝戦が19日、大阪市の落語定席「天満天神繁昌亭」で開かれ、「心と心」を口演した桂三度(48)と、「地獄めぐり」を披露した桂ちょうば(39)の2人が優勝した。

 三度は滋賀県出身で「世界のナベアツ」の芸名で活躍後、2011年に桂文枝(74)に入門。ちょうばは京都市出身で、01年に桂ざこば(70)に入門した。

 同グランプリは上方落語協会の主催で、今年で4回目。入門4~18年目の落語家が参加でき、決勝戦は予選を勝ち抜いた9人が出場した。