女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)4日に放送された第81話の平均視聴率が22・0%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)はようやく、漫画を完成させることができた。秋風(豊川悦司)は「悪くないんじゃないか、うまくまとまっている」と言う。しかし、鈴愛は「先生に気をつかわせるようになっては、私はおしまいです」と語る。

 鈴愛は「潮時かと」と、漫画家をやめるという決意を秋風に告げる。秋風はそれが本気であることがわかり、鈴愛の言葉を静かに受け入れる。そして秋風は、弟子たちへの思いを語る。「(鈴愛らは)私の人生を豊かにしてくれた。人間嫌いの私が、お前を何とかしたいと…」と秋風は言う。それでも鈴愛は「私の人生を生きる」と気持ちは揺らがなかった。