「カンテレ開局60周年特別番組 関西フィギュアオールスター夏祭り」(仮)(8月4日午後3時、関西ローカル)の概要が18日、同局から発表され、新人アナウンサーの谷元星奈(22)がフィギュアスケートに初挑戦する。

 谷元アナは、元フィギュアスケート選手・織田信成(31)の指導・振り付けのもと、約2カ月の特訓を積み、アイスショー「THE ICE」(28日、丸善インテックアリーナ大阪)終了後の会場で、1分間のプログラムを披露する。番組では、練習から本番までの模様が放送される。

 同局番組プロデューサー居川大輔氏の「開局60周年を迎え、これからのカンテレを背負って立つであろう入社1年目の谷元アナに、カンテレ人生のスタートとなるこのタイミングで大きなチャレンジをしてもらいたい」という思いから始まった同企画。

 谷元アナは「今でも歩いていると、歩き方が分からなくなって転ぶことがよくあります」と自らを「運動音痴」だというが、現在は平日に毎日約2時間の練習に取り組み、「頭の中の9割はスケートのことを考えています」という力の入りよう。

 練習中、コーチを務める織田から叱咤(しった)激励を受け「『私のことをこんなに思ってくれているんだ』と感じて、うるっときてしまいました」と涙を流す場面も。初練習で谷元のスケートを見た時、「ヤバイなと思いました」という織田も、谷元アナの涙につられて泣いてしまい「不安の涙です。本人が思っている以上に僕も不安なんですよ」と成功へのプレッシャーを話した。

 谷元アナは「私みたいな不器用な人間が一生懸命やっている姿を見ていただいて、『だったら私も…』と渋っていることを一歩踏み出すきっかけになったらうれしいです」と意気込みを語った。

 番組では高橋大輔、宮原知子ら関西のフィギュアスケーターが集結し、フィギュアスケートの魅力をたっぷり紹介する他、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)女子フィギュア金メダリストのザギトワ(ロシア)や同銀メダリストの宇野昌磨らが出演する同アイスショーの演技、今年からアメリカに本拠地を移した本田真凜のアメリカ生活に密着した模様も放送される。