テレビ朝日系連続ドラマ「ハゲタカ」(水曜午後9時)の30日放送の平均視聴率が8・8%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。

綾野剛(36)演じる鷲津政彦が、企業を食い荒らす“ハゲタカ”と非難を浴びながらも、経営不振の企業を鮮やかに買収し、再生させていくエンターテインメントドラマ。平成を駆け抜けた鷲津の20年間を描く。共演は沢尻エリカ(32)渡部篤郎(50)杉本哲太(52)光石研(56)小林薫(66)ら。

第7話のゲストは森崎ウィン、伊武雅刀。

時代は2018年、原作にはないオリジナルストーリーに突入する。日本を代表する名門重工メーカー「帝都重工」でデータ改ざんが発覚する。「日本ルネッサンス機構」の飯島亮介(小林)は芝野健夫(渡部)にこの件の処理を依頼。名門企業の経営危機は政府系支援機構団体「日本ルネッサンス機構」として看過できず、サムライファンドの鷲津政彦(綾野)に救済を求めるよう芝野に指示する。

その頃、鷲津は若きベンチャー企業の代表、天宮光一(森崎)と出会っていた。「帝都重工」の子会社「スペース・フロンティア・ジャパン」代表として宇宙開発に携わってきた天宮は、鷲津に投資を依頼してきたのだった。しかし鷲津は「スペース-」を視察した上で依頼を断る。

芝野の差配により飯島、「帝都重工」社長、真壁達臣(伊武)と対面した鷲津は正式に「帝都重工」を買収して欲しいと打診される。しかし買収にあたって条件を提示され、返事を保留。飯島は今や政界、財界、官界に影響力を持つフィクサーとなっており、慎重に「帝都重工」の周辺を探るよう佐伯宗徳(杉本)と中延五朗(光石)らに指示する。

そんな中、内部告発により「帝都重工」の大規模な不正会計が発覚する。鷲津は「帝都重工」が救うに値する企業か判断するため、内部告発した人物に合わせて欲しいと申し出る。

「帝都重工」の腐敗が次々と明らかになり、全てを察知した鷲津は驚きの行動に出る。