女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の8月31日に放送された第131話の平均視聴率が22・6%、1日放送の132話が23・2%(ともに関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、喫茶店ともしびで鈴愛(永野芽郁)は、東京に再び出てひとりでメーカーを立ち上げると決意し律に伝えた。律は、妻のより子(石橋静河)の部長夫人以上になりたいと言ったことや、人を怒れない自分のことなどを鈴愛に相談した。アメリカに行くか大阪に行くか悩んでいた律に、鈴愛は「もう一度話してみたら。大丈夫かもしれん」と伝えた。後日、引っ越しの準備を進めていた鈴愛は、律の実家へ赴き、和子から預かっていた律が生まれてくる前からつけていた日記などの記録帳を手渡した。律と弥一(谷原章介)が日記を見ていると和子が亡くなる1週間前に書いた律への手紙が挟まっていた。

手紙を見つけた律は、和子からの最後のメッセージに思いをかみしめた。そして離れて暮らす妻のより子と翼の学校のことや将来の話をするため、大阪へ向かった。そして、より子からは「いつも怒らない律を怒らせたくなった。出会ったときから寂しかった」といい仲直りをした。同じ日、弥一は、つくし食堂を訪れ律がアメリカに行く決意をしたこと、より子や翼もついて行くことを鈴愛に伝え、これまで律を支えてくれたことに感謝の気持ちも伝えた。翌朝、鈴愛は東京、律はアメリカへ。別れになることで、“さよなら”を伝えたかった鈴愛は、昔のように律の家の前で笛を鳴らして寝ていた律を起こし、川辺に向かった。そして鈴愛と律は別れの5秒間?のハグを交わした、という内容だった。