女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の27日に放送された第154話の平均視聴率が22・9%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、鈴愛が津曲らとそよ風ファンの部品調達方法の話をしていると携帯が鳴った。ボクテからだった。その声は震え「裕子ちゃん、見つかったって。ダメだった」と告げる。裕子が東日本大震災で亡くなった。

鈴愛は「世界が半分になった」と大きなショックを受ける。そして、裕子の住む仙台を訪れ、裕子の遺骨を抱く。鈴愛の目からは涙がこぼれた。