美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)は、民進党に所属していた大西健介衆院議員(47)の発言で名誉を損なわれたとして損害賠償などを求めた裁判で、大西氏側から和解を断られたことを明かした。

昨年4月、民進党所属だった大西議員が厚生労働委員会で、美容外科の広告や勧誘の問題について、固有名詞と連絡先だけを連呼するCMを陳腐だとし、例として「イエス! ○○クリニック」と挙げていた。原告の高須氏側は、大西氏の所属していた民進党の蓮舫代表(当時)も相手取り、計1000万円の損害賠償などを求めていた。

高須氏は1日更新のツイッターで裁判所から和解勧告が来たことを報告。「わかりました。僕の和解条件は『大西健介代議士が僕に直接謝罪すれば和解する』だけです。謝れば全て許す。僕は寛容だよね」としていた。

しかし2日、高須氏は「謝らないんだってさ」と、和解の件で双方の代理人同士がやりとりメールの文面を公開し、大西氏側が謝罪を断ったため、和解が成立しなかったことを明かした。