歌舞伎俳優市川染五郎(21)が3日、大阪市内で主演するシェークスピア舞台「ハムレット」(5~14日、SkyシアターMBS)の取材会に出席した。

祖父松本白鸚、父松本幸四郎も演じてきたハムレットを演じる染五郎は「結果としてそうなった。演出も違うし、翻訳も違うし、時代も違う。あまり3代でやっているということは意識していない」。東京公演には祖父も父も観劇に訪れたと言い、「それは良かった。父は『ちゃんと生きたハムレットになっていたから良かった』と言ってくれた。生きた演劇をお見せしたいと言っていたので、そこを感じてくれてうれしかった」と笑顔を見せた。

ストレートプレー初出演、初主演にも「あまり初めてという感覚はない。歌舞伎でもストレートプレーみたいなものは多いですし、出させていただく機会も多い。歌舞伎も演劇の中の一つのジャンル。きっちり演劇として歌舞伎をお見せするつもりでやってきたつもりですので、歌舞伎だろうが何だろうが、演劇をやってる、お芝居をやっていることに違いはない」と歌舞伎俳優として打ち込んできたことに誇りをにじませた。

大阪では、先月に閉館となった大阪松竹座に出演したことはあったものの舞台には「1回だけしか立てなかったので悔しい」。今回の公演で「コメディーではないけど、大阪のお客さまを少し笑わせたいという気持ちで」と意気込む。

大阪人を笑わせる自信のほどを問われると、「何を隠そう、吉本新喜劇で育った人間なので。吉本新喜劇の笑いが自分の血となり、肉となり、骨となりということで生きてきた。吉本新喜劇を見せてくれた父を信じて頑張りたいと思います」と笑顔。新喜劇座長のすっちーやアキが推しだといい、「オファーがあれば? 出たいです。乳首ドリルをする側になりたい」と希望していた。