ファッションモデル蛯原友里（38）が、女性ファッションブランド「ファビア」の5周年記念の新CMに出演している。今から12年前に“エビちゃんブーム”を巻き起こして、若い女性たちの絶大な支持を集めた彼女も、今は、もうすぐ3歳の男の子のママになった。モデル業のこと、家族のこと、これからのこと…エビちゃんに聞いてみた。

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九州の福岡でデザインを学んでいた大学時代にスカウトされた。モデルとしてして売れっ子になった。

「もともと、モデルになろうと思っていなかったんです。スカウトされて、いろいろとやらせていただいていくうちに、どんどん興味が湧いてきて。今まで頑張ってきて、たくさんの方々に“エビちゃん”という名前で認知されて、いつも応援していただけるのは、とても幸せな事だと感謝しています」

大学を卒業後に上京して、女性ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルとして、本格的に活動開始した。彼女が表紙を飾ると、その雑誌は売り切れとなり、着用したコーディネートは即完売する、いわゆる「エビ売れ現象」と呼ばれる経済効果をもたらした。

「自分自身を“言葉”で表現するのではなく、1枚の写真の中で、その洋服の良さや、コーディネートを提案しながら、女性像を全身で表現するというファッションモデルのお仕事が、とても私にぴったりなんです」

表に出るモデルという仕事とともに、そこに至るまでのクリエーティブな部分にも魅了されている。

「写真を通した世界観を、撮影スタッフの皆さんと、作り上げていく作業が好きです。表情、ポージング次第で、無限の表現の幅がありますし、求められているものに対して応えていくことにも、やりがいを感じています」

10月3日は、39歳の誕生日。

「ファビア」新CMのキャッチコピーは「欲張りな私が好き」。エビちゃんが欲張りたいものは、なんなのだろうか。

「たくさんあります。1日があっという間に感じるので、もっと時間が欲しい。そして、もっと洋服や小物も欲しいですし、おいしいものも食べたいです。もっときれいになりたいですし、疲れ知らずな身体も欲しいです。欲張り過ぎでしょうかね」

そう言って、笑った。

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◆蛯原友里（えびはら・ゆり）1979年（昭54）10月3日、宮崎県生まれ。03年から人気女性ファッション誌「CanCam」「AneCan」「Domani」のカバーモデルを経て、現在は、「Marisol」「STORY」「LEE」「otonaMUSE」などに出演中。09年にミュージシャン「RIPSLYME」のILMARIと結婚。15年に男児を出産。ハーバルセラピストの資格を持つ。身長168センチ。血液型O。