原日出子(58)木竜麻生(きりゅう・まい=24)が5日、大阪市内で、映画「鈴木家の嘘」(野尻克己監督、16日公開)の舞台あいさつに出席した。

長男の死をきっかけに絆を再生していく家族の物語。同作は第31回東京国際映画祭で「日本映画スプラッシュ」部門の作品賞を受賞し、娘役で出演した木竜には若手俳優が対象となる「東京ジェムストーン賞」が贈られた。

この日、司会者からあらためて祝福された木竜は「ありがとうございます」と笑顔で応えた。今作の娘役に200人の応募があり、その中から木竜を選んだ野尻監督は「素人っぽいですが、芯がある。『Wの悲劇』で主演した薬師丸ひろ子っぽいなと思った」と絶賛した。さらに「シリアスなシーンも扱っているが、木竜さんが笑うと画面が明るくなる」と話した。

監督の言葉を聞いた木竜は「恥ずかしいな。画面で笑うって言われると、笑えなくて、すいません」と初々しく謝った。

木竜は「撮影が終わって少し時間がたって、夢だったかなと。すてきな方々とご一緒できてすごい財産になりました」と振り返ると、原は「これからもすごい人と一緒に仕事するから大丈夫よ。もうホント、楽しみです」と大きな期待を寄せた。