俳優織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)の第6話が、12日に放送される。

織田が演じるのは、勝利のためなら手段を選ばないスーパーエリート弁護士・甲斐正午。相棒のニセ弁護士をHey!Say!JUMP中島裕翔(25)、弁護士事務所のボスの幸村チカを「東京ラブストーリー」以来27年ぶりの共演の鈴木保奈美(52)が演じる。

鈴木にとってフジテレビの看板枠「月9」ドラマへの出演は、94年の主演ドラマ「この世の果て」以来、24年ぶり。現在は3人の娘さんの母親として主婦業をこなしながらのドラマ撮影だ。主婦業と女優業の切り替えについて鈴木は「スタジオに来て、メークをして、衣装を着てっていう中で、それは自然に切り替わる事だと思う。特に意識していることはない」と言う。撮影が終わって家に帰れば、食事を作る。「でも、それは皆さん、やっていることだと思います。たとえば、結婚していなくて1人暮らしでも、帰ったらご飯は作ると思います。そう思うので、多少分量が違いますが、あんまり“主婦業”みたいに分けているつもりはないです」と話している。

第6話では、甲斐(織田)は、チカ(鈴木)から、日本有数の資産家で、慈善事業にも尽力している内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)を紹介される。内海は、轟フィナンシャルが手がけるインドネシアの発電所建設に20億円を投資していた。だが、建設計画が頓挫してしまったため、資金を回収したいのだという。チカは、蟹江貢(小手伸也)と組んで対処するよう甲斐に指示する。

蟹江は、大輔(中島)に轟フィナンシャルの資産をあぶり出すよう命じた。そこにやってきた甲斐は、別件が入ったといって大輔を連れ出す。甲斐に相談を持ち掛けてきたのは、リゾート開発会社「アテナリゾート」の藤原一輝(大澄賢也)だった。藤原の娘で大学院生の華名(佐久間由衣)が、社員証を偽造して会社に侵入していたのだという。実は華名は、会社の口座から1億円以上を別口座に移していた。

同じころ、蟹江は、轟フィナンシャルの経理部長・小堺晴彦(春海四方)と弁護士の毛利徹(小松和重)、アソシエイト弁護士の米倉和博(宮田佳典)と会っていた。小堺が香港に口座を作り3000万円の資金を移したことをつかんでいた蟹江は、彼を厳しい口調で責め立てた。すると小堺は急に体調を崩し、そのまま息を引き取ってしまう。

そんな折、大輔は華名に会いに行く。華名は、アテナリゾートが不都合な環境予測データを隠して人口500人ほどの小さな島にホテルを立てたことが許せないという。