お笑いタレント横沢夏子(28)が23日、都内で、公開初日を迎えた初主演映画「えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。」(児玉宜久監督)の舞台あいさつを共演の緒形直人と行った。福井県を舞台に、廃線から再出発をした「えちぜん鉄道」で客室乗務員をする女性の人生の再生を描く。

登壇すると横沢は「主演女優です。主演女優の横沢夏子です。主演女優です」と主演女優を連呼。さらに「主演女優と言うだけで笑っていただけてありがたい。ドッキリじゃなく、こうして大きなスクリーンで見ていただけるのはありがたいです」と語った。

ステージでは作品にちなみ、横沢自身の困難から立ち直る秘策も紹介。「朝ドラが大好きで人生の教科書と思って見ています。大体、土曜の放送は、いいことあるさ、来週、頑張ろうという内容の日。何とか土曜が来ますようにと思ったり、あとは朝ドラっぽいナレーションを勝手に作っています。『夏子はすごく落ち込んだ。この後、いいことがあることも知らずに』と言ってます」と紹介した。

主人公の兄を演じた共演の緒形は「兄妹のバトルのシーンでは妹というより弟。でも、やりやすかった。また、やりましょう」と、さっそく2度目の共演をオファー。横沢は「うれしい。バラエティー以外で」と喜んでいた。児玉監督は、横沢を主演女優に起用したことに「イチかバチかだったが、ギャンブルがうまくいった」と笑った。