テレビ朝日の定例社長会見が27日、東京・六本木の同局で行われた。

17日放送のドラマ「相棒 Season17」の第4話に登場した女性キャラクター「シャブ山シャブ子」が、薬物依存症患者を差別していると批判を浴びたことについて、編成担当の亀山慶二専務は「ストーリーは違法カジノや違法薬物取引を扱う暴力団による組織犯罪捜査の難しさを描こうとしたもの」とした上で、「薬物依存症の方々への差別や偏見を助長する意図は全くありませんでした」と説明した。また「一部に誤解を招きかねない表現があったことについては批判を真摯(しんし)に受け止めて、番組制作に生かしていきたい」とした。

市民団体や研究者らでつくる「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」の要望書を受け、同団体と同局プロデューサーとの話し合いの場が持たれるの報道については「進めるようにと考えている」としたが、「お相手のいることなので、これ以上は今日のところは控えたい」と話した。