6月に年内いっぱいでの活動休止を宣言していた黒夢の清春(50)がボーカルを務めるロックバンドsadsが、30日、都内でラストツアー「The reproduction 7th anniversary 『Falling』 Capter3 TOKYO 7DAYS」の最終公演を行った。会場には約2000人のファンが詰めかけ、バンドとの別れを惜しんだ。

sadsは、1999年に結成され、2000年のTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の主題歌「忘却の空」が大ヒットしブレーク。同曲を収録したアルバム「BABYLON」は、50万枚以上のセールスでオリコン1位を記録した。年間130本もの精力的なライブツアーを行うなか、2002年に活動休止。2010年に新たなメンバーを迎え再始動していた。

ライブで、アンコールを含む19曲を披露した清春は「自分が45歳ぐらいだったらあと5年ぐらいはやるんだろうけど、ここがいい区切りかなと思って。今までと違う自分が見られていい経験ができた。この7年間ありがとう。sadsをやってよかった」とこれまでの活動を振り返った。

10月24日にはラストアルバム「FALLING Ultimate Edition」が発売されており、来春には、最終公演を収録したCD・DVDも発売の予定。さらに、急きょ12月21日、川崎・クラブチッタでの追加公演が発表された。