女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の28日に放送された第98話の平均視聴率が20・7%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)は、即席ラーメン開発のため研究小屋を庭に作り、本格的に開発を始めた。そして地元の商店街にリヤカーを引いてずんどうやコンロなどの調理道具や必要な食材を集めて回った。その時、福子(安藤サクラ)は開発のための先行投資で家計が苦しくなっていき悩んでいた。しかしパーラーで働きながら、研究を手伝い萬平を支えた、という内容だった。