大手レコード会社ソニーミュージックと、2PMやTWICEなどの韓国グループが所属するJYPエンターテインメントが、共同でガールズグループプロジェクトを発足させたことが7日、分かった。都内で行われた記者会見で発表された。プロジェクト名は「Nizi Project」で、国籍不問のグローバルオーディションを開催する。発掘、選抜されたメンバーは2020年11月にメジャーデビューする予定だ。

会見には、ソニー・ミュージックエンタテインメント取締役の村松俊亮氏と、JYPのチョン・ウクCEOが出席。2人で契約書にサインした。さらに、プロジェクトの総合プロデューサーを務め、自身もアーティストとして活躍するパク・ジニョンも登場。「Nizi Project」の概要を日本語で説明した。

オーディションは15歳から22歳の女性が対象。今年5月1日からエントリーを開始し、日本国内8都市とハワイ、ロサンゼルスを含めた全10カ所で開催予定。「日本語を自由に話せる」ことが応募資格となる。オーディションを経て、デビュー準備組20人を選抜。過程に密着したリアリティー番組を、今年10月から放送する計画もあるという。20人は、日本と韓国での育成合宿に臨み、トレーニング期間を終えた後に最終メンバー(人数未定)を選抜。2020年11月に日本でメジャーデビューする。

パクは「今回のプロジェクトは私にとってワクワクすることです。両国の大手企業が一緒になって、グループの始めから終わりまでを一緒にする(手がける)ことは初めてだと聞いたからです。両社の長所をあわせて最高の結果を作れるだろうと確信しています」と笑顔を見せた。「日本だけでなく世界中で勝負することを目標にして、グローバルに活躍できるグループを目指します」と語った。