テレビ朝日小川彩佳アナ(33)が8日、一般男性との結婚と退社を発表した。婚姻届提出日と退社日は、いずれも調整中。

最近、人気女性アナの独立が相次いでいる。「フリーアナ戦国時代」に入ったといえそうだ。18年3月末で有働由美子(49)がNHKを退社。マツコ・デラックスらが所属する芸能事務所ナチュラルエイトに所属し、同年10月から日本テレビ系「news zero」のメインキャスターに就任した。

今年に入ると1月末にはTBS吉田明世アナ(30)が退社、大手芸能事務所アミューズ入りした。テレビ朝日宇賀なつみアナ(32)も1月「羽鳥慎一モーニングショー」を3月末で降板し退社すると発表。TBS宇垣美里アナ(27)も今月5日、ラジオ番組で3月末の退社を報告した。宇垣アナも大手芸能事務所オスカープロモーションに所属するとみられている。

女性局アナは一般的に、30歳前後が局に残るか、フリーになるかの節目と言われてきた。フリー女性アナ業界では現在、有働のほか、14年にTBSを退社した田中みな実(32)、16年にフジテレビを退社した加藤綾子(33)らが突出した人気と知名度を誇り、出演番組も多い。特に加藤は4月から、フジテレビ系の夕方新報道番組のメインキャスターを務めることが明らかになったばかりで、注目を集めている。

このように女性アナの独立が相次いでいる背景には、有働らが火をつけた側面があるとも推察されるが、BSやCS、ネット局などでテレビ番組が増え、多様化したことで、フリーになった場合もアナウンサーとしての一定の仕事が確保されやすくなったことも背景にあるとも思われる。また局側としては、局アナと違ってギャラは発生するものの、視聴率に結びつく「即戦力」がほしいという事情もある。

とはいえ、フリーアナが増えれば、それだけ、限られた番組のレギュラーを誰が務めるかも焦点となってくる。7年半の「報道ステーション」でつちかった実力と知名度、そして美貌を兼ね備えた小川アナだけに、引く手あまたになる可能性もあり「もし帯ニュース番組のメインキャスターをやってくれるのであれば、ぜひお願いしたい」(民放局関係者)との声も出るほどの“需要”を持っている。

今回のサプライズ退社で、フリーアナ業界がますます活性化しそうだ。