綾瀬はるか(33)中村獅童(46)峯田和伸(41)が10日、東京・渋谷のNHKホールで、BSプレミアム「RUN!HOPE!RUN!~N響×大友良英×いだてんコンサート~」(31日放送、午後3時)の公開収録に出席した。

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」のテーマソングや劇中歌、64年開催の東京五輪にまつわる曲や当時の流行歌などを演奏する。ドラマの音楽を担当する大友良英氏率いるビックバンド部隊と、NHK交響楽団がコラボレーションする。

ドラマの主人公、中村勘九郎演じる金栗四三の幼なじみ、春野スヤ役の綾瀬は、劇中で歌う「自転車節」を披露。スヤになりきり「四三さーん!どこにおるとねー!」と声を上げ盛り上げた。また、綾瀬は歌詞に込められたメッセージが好きと語る「ムーンリバー」も歌う。ステージを終えると「(緊張で)プルプルしちゃった。もう1回歌ったらうまくできる」と強がり笑いを誘った。

獅童は四三の兄実次、峯田は人力車夫の清さんとしてドラマに出演。2人は昭和30年代に流行した「スーダラ節」を、本家クレージーキャッツ植木等さんの付き人をしていた小松政夫(77)と歌唱した。レジェンドとの共演に獅童は「緊張しますよ」と言いつつ、本番ではステージを右に左に動き回り、小松直伝の振り付けで会場を沸かせた。

ほかに島津亜矢(47)が「帰ろかな」、薬師丸ひろ子(54)が「見上げてごらん夜の星を」を歌う。また、収録を観覧していたドラマの脚本家、宮藤官九郎(48)が獅童に突然呼び込まれる一幕も。最後は宮藤を含めたゲスト一同がそれぞれ打楽器を手に取り、客席一体となって「いだてん」メインテーマを演奏する。