俳優松坂桃李(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「パーフェクトワールド」(火曜午後9時)の16日放送の初回視聴率が6・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と17日、分かった。

関西地区は10・3%だった。

松坂演じる建築士の鮎川樹は、大学生の時に事故に遭って脊髄を損傷して、下半身が不随になる。「恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない」と、心に固く決めていた。そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていく。

第1話では、東京の大学へ進学したが、卒業後も実家のある長野に帰らなかった川奈つぐみ。現在は大学生の妹・しおり(岡崎紗絵)と暮らしながら、インテリアデザイン会社で事務員として働いている。

ある日、上司の東美千代(とよた真帆)から、設計事務所との打ち合わせの席に使いを頼まれる。そこには、高校時代の同級生で、つぐみの初恋の相手・鮎川樹(松坂桃李)の姿が。樹は設計事務所の社長・渡辺剛(木村祐一)の元で、学生時代からの夢だった建築士として働いていたのだ。偶然の再会に胸が高鳴るつぐみは、バスケ部のキャプテンとして活躍していた高校時代の樹の話を一同に聞かせる。さらに、「もうバスケはやってないの?」と何げなく尋ねるが、次の瞬間、樹が車椅子に乗る姿を見て絶句。樹は大学時代に事故で脊髄を損傷して、歩けなくなっていた。

翌日、無神経な発言で樹を傷つけてしまったと悔やみ、職場まで謝りにきたつぐみを、樹は坂の上の公園に連れ出す。そこで仕事に情熱を燃やす樹の言葉を聞いたつぐみは、不自由な体以外は、かつての樹のままだと気づく。そして、つぐみが1人で行く予定だった美術展に、樹もいっしょに行くことになる。

約束の日、つぐみはデートを楽しむどころか、車椅子で外出することの大変さを思い知らされていた。さらに、事故がきっかけで高校時代からの恋人・雪村美姫(水沢エレナ)と別れ、この先はもう誰とも恋愛する気はないという樹の言葉に戸惑ってしまう。

一方、樹の元には美姫から結婚式の招待状が届いていた。留守電には、結婚式の前にもう1度だけ会いたいというメッセージも。その直後、仕事先で会ったつぐみに「同窓会、行く?」と聞かれる。