Kis-My-Ft2藤ケ谷太輔(31)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ミラー・ツインズ」(土曜午後11時40分)の第4話が27日に放送される。

藤ケ谷は、20年前の未解決の誘拐事件で生き別れになった、30歳の双子の兄・葛城勇吾と弟・圭吾を演じる一人二役。主人公役の弟・圭吾は警視庁捜査1課の刑事となるが、殺人未遂事件の現場から自分と全く同じDNAが発見されて追われる身となる。同じ遺伝子を持ちながら刑事になった弟と、犯罪者になった兄の光と影を演じる。

藤ケ谷多は「一人二役で双子というのは、やっぱり難しいです。スケジュールが圭吾、圭吾、勇吾、圭吾となっていると心がザワつくときもあります(笑い)。それぞれの心情を理解して、落ち着いて演じるようにしています。それに圭吾と勇吾は一卵性の双子なので、“ほぼ一緒”です。どこまでの“ほぼ”なのか、撮影に入る前、監督さんやプロデューサーの方々と話し合いました。もともと区別をつけやすくするため、どちらかを左利き、どちらかを右利きにしようとか、どちらかは目の下のクマを強調しようとか、片方だけヒゲを生やそうとかいう話も出ました。でも1人だけしかヒゲが生えてなかったら、ヒゲを付けたり取ったり、それだけで時間がかかってしまいます。この作品において必要なのはそういうことではない気がして。気持ちの面をしっかり作って、それぞれを演じることになりました」と話している。

第4話では、ついに圭吾(藤ケ谷大輔)の前に勇吾(藤ケ谷二役)が姿を現す。「誘拐犯はあと1人。俺がこの手で殺す」。20年間の憎悪をさらけ出す勇吾。圭吾は兄が完全に犯罪者に成り果てたことを知る。

その場を目撃していた圭吾の恋人で、勇吾と通じる白石里美(倉科カナ)は、圭吾と勇吾、それぞれの思いに心が揺れ始める。そんな里美を、圭吾を確保するために現場に張っていた赤城克彦(渡辺大)が見つけてしまう。

そんな中、所轄の緑坂署の刑事・皆川耕作(高橋克典)は、警視庁捜査一課長の久能源一郎(石黒賢)からの情報で誘拐犯の最後の1人・海野(湯江タケユキ)の存在にたどり着く。吉崎(奥野瑛太)、田島(濱津隆之)が殺された。次のターゲットは間違いなく海野……。皆川から海野と一緒にいるホステス・麻由美(冨樫真)の住所を聞いた圭吾は急ぎ麻由美の元へ向かう。だが、そこで麻由美から言われた言葉に戦慄(せんりつ)する。「あれ? 今、あんた」。勇吾が来ていたと直感する圭吾。室内をくまなく捜すが、すでに勇吾は逃げ去った後だった。なぜ勇吾は先回りできたのか…。

復讐(ふくしゅう)を果たした後、勇吾はいったいどうする気なのか。里美の思いは揺れる。そんな里美の変化に気付く勇吾。「もう圭吾には会うな」と里美に告げる。一刻も早く海野を殺害し、復讐を終えようと加速していく勇吾。ついに海野の潜伏先を見つけ、海野に迫る…。

言い知れぬ不安に押しつぶされそうな里美を圭吾が呼び出す。赤城の尾行をまき、圭吾に会いに来た里美。そんな里美に圭吾が差し出したのは結婚指輪だった。「なんで今こんな……」「勇吾を捕まえたら俺の容疑は晴れる。そうしたら結婚してほしい」。