演歌歌手市川由紀乃(43)の新曲「雪恋華」のミュージックビデオ(MV)が、1月29日の発売から約3カ月で再生回数が125万回を突破した。

演歌曲のミリオンヒット超えは異例だ。

MVでは、市川が着物姿で椅子に座ってしっとりと歌唱。そのバックで2人のダンサーが激しいダンスで曲の世界観を盛り上げている。市川の「静」とダンサーの「動」のコントラストが映画の1シーンのように美しい。

寄せられたコメントを見ると、海外でも放送される紅白歌合戦に16、17年に連続出場をした効果で、英語や韓国語もあって世界的な人気の広がりを実感できる。市川は「自分自身の楽曲のMVが、こんなに再生されていることを実際に数字を目の当たりにして、素直にうれしさと驚きとでいっぱいです。MVは、ダンサーの方に踊っていただき、私自身は語り部の役を演じるという斬新なつくり。どう受け入れてもらえるのかと公開当初は不安も感じていましたが、見てくださった方は、今までと違った感情を抱いてくださったのではないかとうれしく感じています」とコメント。

元号が「平成」から「令和」になったことには「日本の心(大和心)を伝えていきたいので、“和”という文字の入った『令和』の新時代に、海外の方にもさらに演歌を広めていきたいと思います」と意欲を見せた。

7月5日からは大阪・新歌舞伎座で初の座長公演を行う。島倉千代子さんの人生を描く芝居にも挑戦する。