新海誠監督最新アニメーション映画「天気の子」(7月19日公開)の声優として、小栗旬(36)本田翼(26)ら豪華キャスト陣の起用が28日、分かった。

同作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄(ほんろう)される少年と少女が自らの生き方を選択する物語。主人公・帆高、ヒロイン・陽菜は約2000人が参加したオーディションで、それぞれ醍醐虎汰朗(16)森七菜(17)が大抜てきされた。

小栗は小さな編集プロダクションを営み、東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇うライター・須賀圭介を演じる。同作について「すごくストレートな話で、そこが魅力だと思います」と話した。役柄については、「そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクター。彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとてもうれしいです」とコメントした。

また、新海監督の作品を「美しい色彩の世界観はもちろん、普段僕たちが見ているような風景や、手にするようなアイテムが作品を彩っていて、そこに生きる人間たちの物語が、自分に近いものに感じられるのがすごいところ」と絶賛。前作「君の名は。」では、「映画館で号泣しました」と笑った。

本田は須賀の事務所で働き、持ち前の好奇心と探求心で取材に奔走する女子大生・夏美役として参加する。新海作品で描かれる世界に興味があり、「今回『天気の子』でも、新宿の街、高層ビルから見えるこの空を監督がどう描かれるのか、観客としてもとても楽しみです」と話した。夏美については、「生き生きとした女の子にしていきたいと思っています」とアピールした。

あわせて、倍賞千恵子(77)平泉成(74)梶裕貴(33)吉柳咲良(14)の出演も発表された。

また、新たにRADWIMPSの主題歌「グランドエスケープ(Movie  edit)feat.三浦透子」も初解禁された。その映像美と夏らしい軽快な音楽に、三浦透子の透明感のある声が美しく響く楽曲だ。さらに、新ポスタービジュアルも解禁。雨がやむ一瞬、まぶしい日差しが差し込んだ“お天気雨”を描いた美しい1枚となっている。