演歌歌手小林幸子(65)とタレント中川翔子(34)が31日、新潟県長岡市山古志地域(旧山古志村)の水田で、地元の主婦や山古志小児童20人らと毎年恒例の田植えを行った。

04年に発生した中越地震からの復興を願い、新潟出身の小林が「幸子田」と名付けた約500平方メートルの水田で米作りを06年にスタート。今回はポケモン映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」(7月12日公開)の主題歌「風といっしょに」をデュエットする中川が初参加した。

小雨が降る中、かさをかぶり、長靴を履いて田んぼに入った2人は仲良く並んで苗を植え始めた。小林は「元号が『令和』になって初めての田植え。良いお米ができそうです」と笑顔で話し、中川は子どもたちがテキパキと作業を進める姿に大きく感激。「泣けてきました。目の前が曇って、よく見えないです」。

約1時間で田植えを終了。中川が「お尻がプルプル震えています。今年1番、筋肉を使った」と納得顔で額の汗を拭い、小林は「今年で中越地震から15年。体が続く限りは米作りを続けていきます」と誓った。

「幸子田」では、これまでにNGT48のメンバーが作業を手伝ったことが2回あり、ファンの間では「聖地」と呼ばれている。17年には荻野由佳(20)小熊倫実(16)山田野絵(19)が田植えに、18年には本間日陽(19)と日下部愛菜(17)が脱穀を手伝い、小林も「NGTのママ」と公言をして応援をしていた。

山口真帆(23)の暴行被疑事件とグループ卒業について、小林は「ものすごく心配しています。今は見守るしかないけど、早く騒動が収まることを願っています。そうしたら、また一緒にやりたいです」と話した。【松本久】