ビートたけし（72）が15日、生放送のTBS系「新・情報7DAYS　ニュースキャスター」（土曜午後10時）で、幹子さん（68）と離婚が成立したことについて初めて言及した。たけしは「うれしくて笑っちゃう。こうなりゃ笑うしかないもの」と複雑な気持ちをのぞかせた。

冒頭、たけしは離婚体操と称して、腕を大きく回したり、コマネチをするなどして。「お金を取られたー！。身も心もすっきりするために。情けない」とがっくり。

安住紳一郎アナウンサーに「番組始まった当初は、月に1度奥さんと食事されてたような…」と11年前のことを振り返って問われると、たけしは「あん時は小遣いもらいに行ってた。土下座してお金もらってたの。月に10万円でも20万円でも。まさかそのまま捨てられるとは。かわいそうな」。再婚については「ないよ！　再婚したってしょうがない」と即答したが、「するかもしれないよ。山里（亮太）の例もあるから」と、蒼井優との電撃結婚を発表した山里を引き合いにした。さらに「林家パー子と結婚して、ペーさんが訴えたりして」と言いたい放題。その上で「残ったのは家だけ。家と犬小屋。くぅ…とうなだれ、うれしくて笑うしかない。こうなりゃ笑うしかないもの。歩けなくなっても漫談やらなきゃいけない。どうせ週刊誌でうそっぱちがいっぱい出ますから。あいつら」と恨み節まで口にした。

離婚成立が判明してから、たけしがコメントするのは初めて。書面でも発表していなかったが、この日は財産分与についても言及した。一部では、財産分与は100億円とも200億円とも報道されているが「ちゃんと調べりゃ出てくるんじゃないの？　お金ないんだから。それがないってことはどっかにいってる。前の事務所かあっちか…」と語った。

幹子さんは前日14日に、弁護士を通じ、ファクスで協議離婚成立を発表、「離婚に至った経緯や合意内容につきましては、取材にお越しいただいても、何もお答えすることはできません」としている。

たけし軍団のガダルカナル・タカ（62）は、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」で、たけしが「悪いけど闇営業したいから入江を紹介してくれ」と、事務所を通さない闇営業仲介し吉本興業から契約解除されたカラテカ入江慎也（42）を引き合いに、自虐を交えて話していたことを明かしていた。

しかし、たけしの動向はほとんど伝わってこず、沈黙を貫いてきた。関係者によると、たけしは自分に関する報道を特に注視することはなく、米大リーグ中継を見るなど、普段通りに過ごしていたという。

 

○…たけしの「新・情報7DAYS　ニュースキャスター」での最近の発言

▼昨年3月17日　（オフィス北野からの独立が明らかになって）「うちに来ない？　TBSの3倍払うから」と安住紳一郎アナウンサーを”生スカウト”。

▼同4月7日　（たけし軍団とオフィス北野の森昌行前社長との対立をめぐり）「桜も散ったし、来週あたりには落ち着くんじゃないかな」と見通し語る。

▼今年1月5日　（離婚調停報道に）「調停なんか終わってるよ。バカヤロー！　あとはハンコ押すだけだ。もう、何百億も取られちゃうよ」と否定。